和光堂

ようこそゲストさん

赤ちゃんの鉄補給 監修:管理(lǐ)栄養士 太田百合子先生 鉄は赤ちゃんの成長にとって大切な栄養素ですが、赤ちゃんに鉄補給は必要でしょうか。また、いつからどのように補給するといいのでしょうか。

鉄補給を意識しましょう

母乳やミルクには、赤ちゃんに必要な栄養や病気から守るために必要な成分(fēn)が過不足なく含まれているので、すくすく育っていきます。成長の著しい5~6か月頃からは、離乳食を加えて形のあるものを知り、やがて大人に近い食事を食べるようになります。

生後5か月頃になると、體(tǐ)内に蓄積された鉄が欠乏し始めるので、鉄を意識しながら離乳食を開始します。早産児や低出生體(tǐ)重児の場合は、生後3~4か月頃から欠乏しやすく、母乳育児の場合は、母乳中の鉄含有(yǒu)量が少ないために、生後6か月の時点で鉄欠乏を生じやすいことが知られています。さらに、生後9か月以降になると離乳食の進み方が芳しくなく、鉄が不足すると、「鉄欠乏性貧血」になることがあります。

鉄が多(duō)く含まれる食品数を増やしたり、鉄入りのベビーフードの利用(yòng)や、育児用(yòng)ミルク・フォローアップミルクをレシピに活用(yòng)する等、上手に鉄を補っていきましょうね。

赤ちゃんの月齢や性別によって必要な鉄の量が
変わってきます。
1日に必要な量と目標値は
下の表を参考にしましょう。

赤ちゃんに必要な鉄の量

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」生後6か月~2歳の鉄の推奨量・推定平均必要量を抜粋

何から鉄をとるといいの?

母乳やミルク、牛乳からはどのくらい鉄を
摂取できるのでしょうか。
また食品の鉄含有(yǒu)量に関してもご紹介します。

母乳やミルク、牛乳に含まれる鉄の量

母乳やミルク、牛乳に含まれる鉄の量

※1 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引」を抜粋
※2 自社調べ

牛乳にはカルシウムとリンがたっぷり含まれています。カルシウムとリンは鉄と結合して不溶性の複合物(wù)をつくるため、腸からの鉄吸収を阻害してしまいます。また、牛乳を多(duō)飲すると腸管アレルギーのひとつとされる消化管出血(鮮血)が見られ、さらに鉄の損失を招くという報告もあります。これらの理(lǐ)由などから鉄欠乏症(牛乳貧血)になることがあり、離乳食の料理(lǐ)素材として入れる程度であれば問題ありませんが、飲用(yòng)は1歳を過ぎてからとされています。

食品の鉄含有(yǒu)量

食品の鉄含有(yǒu)量

※「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引」を抜粋

レバーには多(duō)くの鉄が含まれていますが、1日の鉄推奨量をレバーだけで摂取するのはお勧めできません。量的にも乳児には多(duō)すぎますし、ビタミンAの耐容上限量を超過してしまいます。いろいろな食材を組み合わせて鉄を摂取するのが理(lǐ)想ですが、食品からは摂りきれないことが多(duō)いので、ベビーフードやフォローアップミルクを上手に取り入れて鉄を補給しましょう。

フォローアップミルクをうまく活用(yòng)しよう

鉄が添加されているフォローアップミルクを離乳食の食材に使うのはおすすめです。母乳育児中の場合も取り入れやすく、続けやすい方法です。母乳栄養児の鉄やビタミンDの補給に利用(yòng)する場合は、1日1回1さじからはじめましょう。

赤ちゃんの鉄を欠乏させないために、離乳食の栄養バランスを考えましょう!

便利な商(shāng)品も使って、離乳食でバランスよく鉄補給。 ※鉄の摂りすぎには注意しましょう!

おやつや飲料はこちら