母乳やミルク、牛乳からはどのくらい鉄を
摂取できるのでしょうか。
また食品の鉄含有(yǒu)量に関してもご紹介します。
※1 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引」を抜粋
※2 自社調べ
母乳や育児用(yòng)ミルクとは違い、赤ちゃんの栄養をサポートするためのミルクです。牛乳はカルシウムを効率よく摂ることができますが、乳幼児期に必要な鉄やビタミンDが少ないことが特徴です。生後9か月以降より鉄不足などのリスクが高い場合に牛乳の代わりとして利用(yòng)できる食品です。
牛乳にはカルシウムとリンがたっぷり含まれています。カルシウムとリンは鉄と結合して不溶性の複合物(wù)をつくるため、腸からの鉄吸収を阻害してしまいます。また、牛乳を多(duō)飲すると腸管アレルギーのひとつとされる消化管出血(鮮血)が見られ、さらに鉄の損失を招くという報告もあります。これらの理(lǐ)由などから鉄欠乏症(牛乳貧血)になることがあり、離乳食の料理(lǐ)素材として入れる程度であれば問題ありませんが、飲用(yòng)は1歳を過ぎてからとされています。
※「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引」を抜粋
レバーには多(duō)くの鉄が含まれていますが、1日の鉄推奨量をレバーだけで摂取するのはお勧めできません。量的にも乳児には多(duō)すぎますし、ビタミンAの耐容上限量を超過してしまいます。いろいろな食材を組み合わせて鉄を摂取するのが理(lǐ)想ですが、食品からは摂りきれないことが多(duō)いので、ベビーフードやフォローアップミルクを上手に取り入れて鉄を補給しましょう。
鉄が添加されているフォローアップミルクを離乳食の食材に使うのはおすすめです。母乳育児中の場合も取り入れやすく、続けやすい方法です。母乳栄養児の鉄やビタミンDの補給に利用(yòng)する場合は、1日1回1さじからはじめましょう。