離乳食時の授乳は?
赤ちゃんは生まれてから数か月間は母乳や粉ミルクだけで育ちますが、
幼児期からはさまざまな食材から栄養を摂らなければなりません。
まだ歯が生えそろっていなかったり、消化器官が未熟な頃は急には食事中心にはできないため、
徐々に移行させることが必要です。
その移行期間を「離乳」と呼び、そのときに与える食事が「離乳食」なのです。
離乳は個人差がありますが、生後5~6か月頃からスタートし、生後12~18か月頃までに完了します。
最初は母乳や粉ミルクが中心で、段階を踏みながら離乳食の比率を上げていきます。
離乳食は量が増えていくだけでなく、赤ちゃんの噛む力の発達に合わせて、
最初はドロドロの状態のものから、だんだんと形があり噛んで食べられる固さへと、
調理(lǐ)の仕方も変わっていきます。
(離乳食の進め方について詳しくはこちらをご覧ください)
ここでは、離乳開始の頃から完了までの間に、
母乳や粉ミルクと離乳食をどのようなバランスで与えたらよいのかの目安をご紹介します。
与え方の例
※母乳、粉ミルク、離乳食の量はあくまでも目安です。
お子さまの食欲や、成長・発達の状況に応じて調整しましょう。
〈離乳初期 5~6か月頃〉
(離乳食スタート時)
AM 6:00 |
AM 10:00 |
PM 2:00 |
PM 6:00 |
PM 10:00 |
|
---|---|---|---|---|---|
5~6か月 頃 |
|||||
離乳開始 1か月後 |
離乳食の回数
5~6か月頃(開始時期)
⇒1日1回
離乳開始から1か月後
⇒1日2回
母乳・粉ミルクの回数
[母乳]
授乳のリズムに沿ってお子さまが飲みたいだけ
[粉ミルク]
5~6か月頃(開始時期)
⇒1日4回+離乳食後1回
→「はいはい」200~220mlx5回
離乳開始から1か月後
⇒1日3回+離乳食後2回
→「はいはい」200~220mlx3回+140~160mlx2回
〈離乳中期 7~8か月頃〉
AM 6:00 |
AM 10:00 |
PM 2:00 |
PM 6:00 |
PM 10:00 |
|
---|---|---|---|---|---|
7~8か月 頃 |
離乳食の回数
1日2回
母乳・粉ミルクの回数
[母乳]
授乳のリズムに沿ってお子さまが飲みたいだけ
[粉ミルク]
1日3回程度+離乳食後2回
→「はいはい」200~220mlx3回+140~160mlx2回
〈離乳後期 9~11か月頃〉
AM 6:00 |
AM 10:00 |
PM 2:00 |
PM 6:00 |
PM 10:00 |
|
---|---|---|---|---|---|
9~11か月 頃 |
離乳食の回数
1日3回
母乳の回数
授乳のリズムに沿ってお子さまが飲みたいだけ
フォローアップミルクの回数
1日2回+(離乳食後3回)
→「ぐんぐん」200mlx2回+(離乳食後50~100mlx3回)
1日の目安量550~700ml
※離乳食が十分(fēn)でない時はさらに補ってあげましょう。
〈離乳完了期 12~18か月頃〉
朝食 | おやつ | 昼食 | おやつ | 夕食 | |
---|---|---|---|---|---|
12~18か月 頃 |
離乳食の回数
1日3回
フォローアップミルクの回数
1日2回
→「ぐんぐん」200mlx2回
1日の目安量400ml
※離乳食が十分(fēn)でない時はさらに補ってあげましょう。
※参考文(wén)献:『授乳・離乳の支援ガイド 実践の手引き』
- 離乳食時の授乳は?
- 幼児期の栄養について