妊娠中のおっぱいの準備
妊娠すると乳腺を発達させるホルモンの分(fēn)泌が盛んになり、
おっぱいが自然に張ってきて、出産後に赤ちゃんに母乳を与える準備をし始めます。
この時期はまだ、母乳が出ることを抑えるホルモンの影響で母乳は出ません。
だから母乳が出るかどうかを妊娠中から心配する必要はありません。
母乳は赤ちゃんが吸うことで出やすくなるので、
妊娠中の準備とは、赤ちゃんが吸いやすい乳頭の状態にしておくことです。
乳頭の形は人それぞれ。乳頭が陥没していたり、扁平な場合は、出産後に赤ちゃんが吸いにくいこともありますので、
吸いやすい形になるように妊娠中から乳頭や乳輪部のお手入れをしておくとよいでしょう。
乳頭の刺激は子宮収縮を引き起こすことがあるので、
安定期に入って妊娠後期(28週目以降くらい)に始めれば十分(fēn)です。
下の図のような乳頭マッサージがその一例です。
ただし、妊婦さんの體(tǐ)はとてもデリケート。
マッサージなどの刺激がおなかの張りを促す場合もあるので、
行う前に医師や助産師さんの指導を必ず受けましょう。
また、お手入れ中におなかの張りなどを感じたらすぐに中止してください。
乳頭マッサージの例
- ①
- 片方の手で乳房を支え、もう一方の手の親指、人差し指、中指で乳輪から乳頭をやさしくつまむ。
- ②
- 最初はゆっくりと、痛くない程度にムラなく全體(tǐ)を圧迫する。
- ③
- 乳頭から乳輪と、位置を変えながら、1回3秒(miǎo)程度圧迫する(乳頭が硬い場合は5~10秒(miǎo))。左右の乳房で1分(fēn)くらいを目安とする(乳首の硬い人や敏感な人は2、3分(fēn)を目安に)。