はじめて離乳食を作るママ・パパへ!
動画で「離乳食のきほん」がすぐにわかります。
動画一覧
衛生面のポイント、あると便利な調理(lǐ)器具、
離乳食ならではの固さ・味付け・量の目安も紹介
調理(lǐ)の前にチェック
衛生面のポイント
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① 清潔に調理(lǐ)する
- ・調理(lǐ)の前には必ず石けんでていねいに手を洗いましょう。
- ・食品も水洗いできるものはよく洗いましょう。
- ・調理(lǐ)器具はていねいに洗い、清潔に扱いましょう。
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② 加熱調理(lǐ)を行う
- ・食品の中心温度が85℃以上になるように十分(fēn)加熱しましょう。
- ・手際よく調理(lǐ)し細菌の繁殖を防ぎましょう。
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③ 食べ残しを与えない
- ・調理(lǐ)後は常温に放置せず、なるべく早くあげましょう。
離乳食の冷凍保存
少量の離乳食をそのつど作る手間を省くため、まとめて作り冷凍保存(フリージング)することができます。離乳食に慣れ、食品の種類も増える中期からが望ましいです。ただし、細菌に対する抵抗力が弱いので以下の点に十分(fēn)注意しましょう。
- ①フリージングに適する食材を
衛生的に調理(lǐ)する 新(xīn)鮮な食材を用(yòng)い、手や調理(lǐ)器具を清潔にして調理(lǐ)しましょう。
十分(fēn)加熱して出来上がったものを速やかに冷まして冷凍し、あげる際は必ず火を通します。解凍後残ったものの再冷凍はやめましょう。味が落ち、細菌も増殖します。 - ②1回分(fēn)ずつ小(xiǎo)分(fēn)けにし、
完全に密封して冷凍する 短時間で凍らせたほうが細菌が増殖しにくく味も落ちにくいです。
また、解凍も短時間ですみ、使う時も便利です。凍った食品は固くなって包装が破れやすいです。中身が空気に触れると霜がついて味が落ちるので、ラップなどで小(xiǎo)分(fēn)けして包んだものを丈夫なポリ袋に入れて保存しましょう。中身や作った日にちが分(fēn)かるように、袋に日付けと中身を書いたラベルを貼るなどして工夫しましょう。 - ③1~2週間くらいでなるべく早く使い切る
- ④ベビーフードを冷凍する場合ベビーフードは使い切りが基本ですが、冷凍する場合はお口をつける前に清潔な容器・スプーンで取り分(fēn)けて保存するようにしてください。
あると便利な調理(lǐ)器具
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茶こし 少量の裏ごしに便利
-
小(xiǎo)鍋 完全に火を通すためにふたつきのものを用(yòng)意
-
すり鉢兼用(yòng)食器 作った離乳食を、すりつぶしそのままあげられる
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いちごスプーン
またはフォーク 少量をつぶすのに便利 -
調理(lǐ)ばさみ 麺類などを切る時に便利
-
そのほか
- □おろし器
- □ペティナイフ
- □小(xiǎo)さいまな板
- □電子レンジ用(yòng)食器
- □ハンドミキサー
固さ・味付け・量の目安
- 固さ
- ポタージュ状から始め、
口腔の機能(néng)に合わせて調整していきます。 - 味付け
- 開始時は、食材の持つ味やだし汁にし、
9か月頃から調味料を少しずつ使用(yòng)していきます。 - 量
- はじめて食べる食材は1さじから始め、
様子を見ながら少しずつ増やします。
出典 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引き」
計量スプーンの使い方
小(xiǎo)さじ1は5mlで、大さじ1はその3杯分(fēn)にあたる15mlです。
液體(tǐ)のはかり方
大さじ1
液體(tǐ)をこぼれ落ちるギリギリまで注ぎ、計量スプーンを真横から見たときに表面張力で少し盛り上がった状態にします。
大さじ1/2
底が丸い計量スプーンの場合、2/3くらいの深さまで入れます。
粉末のはかり方
大さじ1
粉末をふんわりと山(shān)盛りにすくい、別の計量スプーンの柄などで余分(fēn)な部分(fēn)を落とし、表面を平らにならします。
大さじ1/2
大さじ1から半分(fēn)の量を取り除きます。
※小(xiǎo)さじの場合も同様のはかり方です。
計量スプーンではかれる
調味料の目安重量
同じ「大さじ1」でも、食品の種類によって重さは異なります。
同じ「大さじ1」でも、水は15g、しょうゆは18gというように、調味料によって重量は異なるので、参考にしてください。計量スプーンの分(fēn)量は「容量(ml)」で「重量(g)」ではありません。
出典 『調理(lǐ)のためのベーシックデータ第5版
(女子栄養大學(xué)出版部)』
計量スプーンは、さまざまな形状・材質のものがあります。
そのため、はかり取る量に差が生じる場合があります。離乳食レシピの分(fēn)量は「目安量」であることをご承知おきください。
もし気になるようであれば、一度お使いの計量スプーン1杯分(fēn)の重量(g)をご確認ください。
おかゆ
ポイント
赤ちゃんの食べる様子に合わせて、5~6か月頃は10倍がゆ、7~8か月頃は7倍がゆ、9~11か月頃は5倍がゆ(全がゆ)、12~18か月頃は軟飯またはごはんというように段階的に進めましょう。
米から作る
用(yòng)意するもの
- □米
- □水
- □鍋
- □計量カップ
所要時間
80~90分(fēn)
水と米の分(fēn)量
10倍がゆ | 米:水=1/2:5 |
---|---|
7倍がゆ | 米:水=1/2:3と1/2 |
5倍がゆ(全がゆ) | 米:水=1/2:2と1/2 |
軟飯 | 米:水=1/2:1と1/2 |
作り方
- 1. 米は洗って水気をきり、鍋に入れて定量の水を注ぎ、20~30分(fēn)おいて十分(fēn)に吸水させます。
- 2. ふたをして強火にかけます。沸騰したら火を弱め、吹きこぼれないようにふたを少しずらし、約50分(fēn)煮ます。
- 3. 火を止めてきっちりとふたをし、10分(fēn)ほど蒸らしたら出来上がり。
ごはんから作る
用(yòng)意するもの
- □ごはん
- □水
- □鍋
- □計量カップ
所要時間
約30分(fēn)
水とごはんの分(fēn)量
10倍がゆ | ごはん:水=1/2:2 |
---|---|
7倍がゆ | ごはん:水=1/2:1と1/2 |
5倍がゆ(全がゆ) | ごはん:水=1/2:1 |
軟飯 | ごはん:水=1:1 |
作り方
- 1. ごはんと水を鍋に入れごはんをほぐします。ふたをして火にかけます。
- 2. 沸騰したらふたをずらして弱火にし、様子を見ながら20分(fēn)ほど煮ます。
- 3. 火を止めて7~8分(fēn)蒸らして出来上がり。
※ごはんのかたさや、火力などによって、仕上がりが変わります。ごはんや水の量はその都度、調整しましょう。
炊飯器で作る
用(yòng)意するもの
- □米
- □水
- □炊飯器
- □計量カップ
- □深めの耐熱容器
作り方
- 1. おかゆ用(yòng)の分(fēn)量の洗った米と水を深めの耐熱容器に入れ、ごはんを炊く時に炊飯器の中央に置きます。
- 2. 通常通りに炊飯すると、ごはんと一緒におかゆが出来上がり。
おすすめアレンジレシピ
だし
ポイント
だしの「うま味」は料理(lǐ)にコクや深みを与えます!
用(yòng)意するもの
3カップ分(fēn)(600ml)の目安
- □水 660ml(仕上がり量の10%増)
- □だし昆布 6g(仕上がり量の1%)
- □かつお節 12g(仕上がり量の2%)
- □鍋
所要時間
約50分(fēn)
作り方
- 1. 昆布は、だしが出やすいように両端にはさみで切り込みを入れます。水に30分(fēn)ほどつけてから弱火にかけます。加熱中はふたをしないようにしましょう。
- 2. 昆布の表面に小(xiǎo)さな泡が出てきたら昆布を取り出して、かつお節を入れます。ひと煮立ちしたら火を止めます。
- 3. かつお節が沈みかけたら、ふきんまたはペーパータオルでこして出来上がり。
基本調理(lǐ)
切る
ポイント
太さだけではなく、長さにも注意!
用(yòng)意するもの
- □包丁(スライサーや調理(lǐ)ばさみでも可(kě))
- □まな板
作り方
野菜や肉の” 繊維(せんい)” の向きに垂直に切ると、やわらかい食感になります。
基本調理(lǐ)
ゆでる
ポイント
食品を加熱する基本となる調理(lǐ)です。食材によって、水からゆでるものとお湯からゆでるものがあります。
水からゆでる(根菜類)
用(yòng)意するもの
- □水
- □小(xiǎo)鍋… 完全に火を通すためにふたつきの小(xiǎo)鍋があると便利です
水からゆでるもの
根菜類
作り方
- 1. 小(xiǎo)鍋に水と食材をいれます。
- 2. ふたをして火にかけ、沸騰したら火を弱めます。
- 3. 完全に火を通してやわらかくなったら出来上がり。
湯からゆでる(青菜類・肉・魚・麺類)
用(yòng)意するもの
- □湯
- □小(xiǎo)鍋… 完全に火を通すためにふたつきの小(xiǎo)鍋があると便利です
湯からゆでるもの
青菜類や肉、魚、麺類
作り方
青菜類の場合:火の通りにくい根元から、ふたをしないでゆでましょう。
肉、魚類の場合:ゆでてそのままあげる時は、完全に中まで火を通しましょう。
基本調理(lǐ)
つぶす
ポイント
5~6 か月頃まではなめらかなペースト状になるように、ゆでてからすりつぶしましょう。
すり鉢ですりつぶす
用(yòng)意するもの
- □すり鉢…作った離乳食をすりつぶし、そのままあげられます。
作り方
- 1. ゆで方が足りないとすりつぶしにくいので、よく食材をゆでます。
- 2. すりこぎをすり鉢に押しつけるようにつぶしていきましょう。
※熱いうちにつぶすとつぶしやすいです。
いちごスプーンや
フォークでつぶす
用(yòng)意するもの
- □いちごスプーン または フォーク…少量をつぶすのに便利です
作り方
食材をやわらかくなるまでゆでれば、フォークの背で押すだけでつぶせます。
※熱いうちにつぶすとつぶしやすいです。
※フォークであらくつぶしたものは7、8か月頃以降からあげましょう。
※量が多(duō)い場合は、マッシャーやハンドミキサーを使いましょう。多(duō)めに作った時は、小(xiǎo)分(fēn)けして冷凍することもできます。
基本調理(lǐ)
裏ごしする
ポイント
ゆで卵の黄身や、豆類、いちごやももなどの果物(wù)にも適した調理(lǐ)法です。
用(yòng)意するもの
- □茶こし
- □スプーンなどつぶすもの
作り方
繊維のある野菜は、すりつぶすよりも、裏ごしした方がなめらかに仕上がります。月齢に応じて、水分(fēn)を加えて仕上げましょう。
※豆類の薄皮はむいてください。
監修 太田百合子先生
管理(lǐ)栄養士。東京「こどもの城」小(xiǎo)児保健クリニックを経て、現在は大學(xué)などの非常勤講師、指導者や保護者向け講習会講師、NHK子育て番組出演や育児雑誌などの監修を務めている。
毎日作るのは大変!調理(lǐ)の時間がない!
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