生えて間もない子どもの歯は、大人より弱くむし歯になりやすいのが特徴です。
ずっと健康な歯でいるためには、小(xiǎo)さいときからのケアが大切。
おいしく飲んだあと、食べたあとはお口をきれいにケアして、
できる限り糖分(fēn)などを残さないようにしましょう。
外出先やさっと汚れを取ってあげたいとき、ガーゼや歯みがきシートが便利です。
あまり力を入れずにやさしく拭くようにしましょう。
前歯はガーゼや歯みがきシートを広げて、やさしくつまむようにすると歯の裏側も拭きやすくなります。
1~2
歳までは、上の前歯の表側と裏側に糖分(fēn)が残りやすく、むし歯になりやすいので特に注意しましょう。
ガーゼや歯みがきシートは毎回新(xīn)しいものを使用(yòng)し、ケアが終わったあとは、切れはしや繊維などがお口の中に残らないように注意しましょう。
ぶくぶくうがいができるようになったら、ガーゼや歯みがきシートに加え、ぶくぶくうがいをしましょう。
乳歯が生え始めたら、歯みがきの習慣をつけていきましょう。大人の膝の上に子どもの頭をのせる「寝かせみがき」だと、お口の奥までよく見えます。
歯ブラシはえんぴつを持つように軽く握ります。持つ手は子どものほおに固定し、逆の手で子どもの上くちびるをおさえてやさしくみがきましょう。
前歯の上の筋(上唇小(xiǎo)帯/じょうしんしょうたい)は、歯ブラシが当たると痛いので手でガードします。
歯ブラシを持つ逆の手で、子どもの下くちびるをおさえてやさしくみがきます。
上・下ともに前歯の裏側は、歯ブラシを縦にあてます。
奥歯が生えてきている場合は、子どものくちびるのわきをやさしくおさえてみがきます。
歯の外側や、かむ面は毛先を直角にあててみがきます。
外出先でお口をきれいにしたいときは、お水やお茶を飲んで糖分(fēn)などを洗い流しましょう。
ぶくぶくうがいができるお子さまは、ぶくぶくうがいをしましょう。
帰宅後は、早めにガーゼや歯みがきシート、歯ブラシなどでお口をきれいにしましょう。
イオン飲料や果実飲料、乳性飲料などのむし歯になりにくいあげ方は?
だらだら飲みせず時間を決めてあげましょう。
イオン飲料や果実飲料、乳性飲料は酸性度が高いのが特徴です。歯は酸性度の高い食品や飲料に触れても少しずつ溶け始めます。また、長時間だらだらと飲んでしまうと口の中につねに糖分(fēn)があり、むし歯菌が酸を作りやすい状態になります。飲んだあとはガーゼや歯みがきシートで拭く、歯ブラシをするなどお口ケアをかかさないようにしましょう。
寝る前にイオン飲料や果実飲料、乳性飲料などを飲んだらむし歯になる?
夜、寝ている間は唾液が減ってむし歯になりやすくなります。
唾液にはお口の中を清潔に保つ働きがありますが、夜、寝ている間は唾液の分(fēn)泌量が少なくなってしまいます。さらに起きている間は、くちびるや舌が動くことで唾液をお口の中すみずみに行きわたらせますが、夜寝ている間はくちびるや舌の動きが少なくなります。そのためイオン飲料や果実飲料、乳性飲料などを飲んでそのまま寝てしまうと、飲料がお口の中にたまりむし歯のリスクは高くなります。できれば寝る前には控え、もし飲んだときにはお口ケアをしましょう。
哺乳ビンでイオン飲料や果実飲料、乳性飲料などを飲んでもよい?
哺乳ビンむし歯に注意!
哺乳ビンを使用(yòng)すると、コップやストローで飲むよりも上の前歯の辺りに飲料がたまりやすくなります。日常的に哺乳ビンでイオン飲料や果実飲料、乳性飲料などを飲んでいると、特に上の前歯がむし歯で溶ける「哺乳ビンむし歯」になる恐れがありますので注意しましょう。
むし歯菌は大人からうつるの?
大人の唾液(だえき)からうつります。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口に、もともとむし歯菌はいません。大人の唾液から感染することがあり、そのままお口に定着してしまうとむし歯になってしまいます。特に、治療をしていないむし歯のある大人は感染させるリスクが高いため、口うつしや同じスプーンの使用(yòng)、回し飲みなどには注意が必要です。
子どもの歯について気になることや不安なことは歯科(kē)医師に相談しましょう。